2021年、世の中は、仕事納めですね。とういことで、仕事の振り返り。
今年は、カンボジアで様々な人間模様を見た年だったなーと。
私はカンボジアで起業して7年目である今年の2月、クラスターが起きて、ロックダウン。
私の会社は70社と取引しているが、この時、どこの取引先も経営が苦しくなり、みんな本当に大変だった。でもカンボジア人は経営危機の時でも「どうにかなるさ」と笑っていたりして、多くの日本人がこれを失うのが怖いと思うことをカンボジア人は恐れず強いなと思ったり。貧しい村を盛り上げようと一生懸命頑張っていた村の生産者さんが撤退して行くなど、胸が痛む場面に直面したりもした。
そんな中、私の会社もクラスター後に資金ショートした。
大きな支払いがある取引先とは、正直に私たちの現状を伝えて、どうしたら互いが生き残っていけるのかを考え、譲歩できるところ、できないところを決めていく。大変な時にカンボジア人はとても協力的。一緒に頑張っていこうねと、むしろ連帯感を増すことができたように思う。
しかし、ある会社は何が何でも即支払えの一点張り。うちが儲かっている時と態度は180度変わり、その会社の仕事には問題があったにも関わらず、一方的に支払わなければ弊社の破産手続きに行うという恐ろしい文書が届いたり、、、。
まぁ、うまく言っている時には見せることのなかった一面を見ることができたのはラッキーだった。
これで、2022年に今後付き合って行くべき会社、人が明確になった。
お金を巡って、自分と接点のある人たちの本性をたくさん見た年は、後にも先にももうないんじゃないかな。9割の人たちとはかえって連帯感が深まったのも意外な嬉しかったこと。
なんとかみんなで力を合わせて生き残れて、赤字から黒字転換もできた。
一度は事業から撤退した仲間もいるけれども、どこかでまた一緒に仕事ができますように。
良い気分で2021年を終えられることに感謝。