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温井和佳奈

高給な「カンボジア人のマネジャー」が引き抜かれた時の給料はいくらか?

カンボジア人のお給料っていくら?とよく聞かれる。まるっと末端の社員で2〜3万円くらいとお伝えするが、首都なのか田舎なのか、平社員かマネジャークラスかで全く変わる。

当時、カンボジアで3店舗のお店を運営していて、その3店舗を受け持つエリアマネジャーの女性のお給料が1700ドル(日本円で20万円弱)だった。彼女とは将来のビジョンもしっかり共有していたし、出張なども一緒に行き、部屋で夜遅くまで語り合った。

私は近い未来、彼女が社長になってくれたらと期待していた。そんなある日、

「わかなさん、お話があります」

こうきたら、もう社長にとっては良い話である確率は低い。2週間寝ないで考えて、結果として新しい会社でのチャレンジをしたいという。東南アジアでは5ドル違い、10ドル違いでも給料が高い方へ行きがちな人たちが多い中、彼女は行かないだろうと思っていた。

「新しい場所でのお給料って、差し支えなければいくらなの?」

私は聞いて見て、ぶったまげた。

「実は、いただいていたお給料の2倍以上なんです」

なんと、2倍とは。彼女は英語で上司に報告、カンボジア人の部下に指示を出すときは、クメール(カンボジア)語で出せるのが重宝される点。

それにしても、カンボジアだけでビジネスをしている独立系は、こんな外資チェーンの引き抜きはたまったもんじゃない。外資チェーンからみれば、世界中に店舗があるわけでカンボジアが最初はマイナスであったとしても他の国で利益が出ていれば、強気の採用ができてしまう。

彼女は新しいことを新しい会社で学び、未来のとこかで戻ってきたいです、と言いながら去って行った。

さて、彼女は未来に戻ってくるのか?そして、もし戻ってきてくれたとして、その時、私は彼女を受け入れたい気持ちがあるのか、、未来はわからないけど、その時にはまたブログで報告します(笑)

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