昨年から、NFTがえらいニュースになっている。一番ぶっ飛んだのは、小学校3年生が手書きで書いた絵が2021年9月におよそ180万円で売れて、その後3ヶ月で累計4,400万円売れたとお母さんがインタビューに答えるニュースを見た時。あり得んだろ、世の中、おかしくなってきている、、、と思ったくらいで興味はなかった。
しかし、ある会社の社長がこれを社会貢献に活かせるのではないかと昨年教えてくださり、自分なりに調べてみると、確かにこれは画期的な技術で、適切な使われ方をしたら、アーティスト市場に歴史上、類を見ない大きなチャンスがあり、途上国と結びつけることができたら面白いなと。
ググっていると、すでにカンボジアでやっている人がいるではないの。その社長さんも驚いて、世界でNFT人口は5千人くらいだろうにカンボジアでやっている人がいるなんてと驚いていた。
よくよく見てみると、あら!知り合いどころか、私らが主催する「カンボジア女性の夢をかなえるためのドリーム・ガールズ・デザインコンテスト」で審査員をお願いしたこともある中村さんじゃないの!
こういう時、仕事のできる人ならすぐに中村さんに連絡取るのだろうけど、私は最近年を重ねたせいか、こんな無知な状態で連絡をしたら失礼なんじゃないかとか、もっと勉強してからと思っているうちに、日々の忙しさに紛れて、年を越してしまった。
せっかく勧めてめて下さった社長にも申し訳ないと思い、最近になってその中村さんに連絡をとってみたら、自分たちも手探りと言いながらのお話はとても面白かった。(その内容はまたの機会に書きます)もっと早く連絡すれば良かった。
NFTは、まだ初心者の方が多いと思うので、超簡単に解説。
NFTとは「デジタルの絵につけられる唯一無二の証明書」
NFTとは、「Non‐Fungible Token」(非代替性トークン)の略で、替えがきかないしるし、ということ。簡単に言えば「デジタルの絵につけられる唯一無二の証明書」のようなもの。デジタル上ではコピーが簡単で唯一無二の照明が難しかったため、今までは、デジタルアート作品の販売などには向かないとされていた。
それが、例えば今までの考え方だと、アーティストが書いた「お花の絵」を私が10万円で購入。そして私が、大金持ちに100万円で売却したとする。私が90万円もうけたとしても、このアーティストが受け取れるのは、私が購入した代金分の10万円だった。
転売されていく毎に、アーティストに還元できる
しかしNFTでは2次販売、3次販売と、転売される度に、設定すれば、アーティストに販売代金の一部が支払われる仕組み。これが面白い。ただし、現在は仮想通貨のイーサリアムでしか購入することができないため、仮想通貨をやっている人が少ない日本では、なかなかトライしにくい。
また今は、投機目的で購入する人が多く、ドットの顔イラストが6,000万円とか、アートの価値そのものより、値上がり目的でバブっている感も拭えない。
2022年1月26日のニュースで、手塚治虫のNFT2000点が即時完売!とか、その二日後のYahooニュースでは、大谷翔平選手のNFTが野球カテゴリーで、大谷の画像が史上最高額となる10万ドル(約1150万円)で売れたなど。
あ、私が説明するより、はるかに面白いのはこちら。興味ある人は見てみて!
ということで、先日はオンライン講師をみんながやり始めていることを書いたけど、今後はあちらこちらでNFT画像売ってるとか、買ってるなどの話になっていきそう。
現実の世界だけを見ている人には見えていない世界がどんどん広がって、そして仮想世界にいる人達が増えて、現実世界にいる人の方が少なくなる未来がくるかもねー。
私は、現実世界に残る派かな(笑)ワンコが歩く姿に微笑んで、空を見て月が綺麗だなぁとか言いながら、健康に良い美味しいものを食べて、語れる仲間がいたら、十分にしあわせ。
あなたは、どちら?