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温井和佳奈

無謀な挑戦、7月に国際空港に2店舗同時オープン、1日一食でしのぐ日々にブチ切れる

アフリカにいる時に、カンボジアの国際空港か連絡がきた。
急ぎ、出店してくれとのこと。

空港はいくらこちらが出店したくても
出店できる場所ではない。
首相を知ってるとか、政治力を使っても
なかなか入るのは難しい。

だから私は二つ返事でOKといった。
すると先方も出店は二つだと言う。

なぬ?2店舗同時出店!?
それも首都のプノンペン国際空港と
アンコールワット遺跡があるシェムリアップ国際空港。

連絡を受けた時は5月初旬。
「100%オープンでなくてもいいから今月は?」と空港担当者。
「いやいや、今、私はどこにいると思う?」
「日本?」
「アフリカだから」

なぜアフリカ?と驚く担当者にちょっと待ってねと言い
アフリカにいる救世主と商品開発を担当してくれる友人に聞く。
二人は「7月ならOK、GOGO」と言った。

そんなスピードで出店できるのか?と聞くと
「カンタン」と救世主が言う。

それを鵜呑みにして私は、空港担当者に「OK、July」
そのまま詳細な条件を詰めて、空港出店がありえない
短時間で確定した。

これは、アフリカパワーをもらったからなのか。

そんなわけで、私たちはアフリカから帰国するなり
日本の仕事を短時間でこなして、カンボジアへまた3人で飛んだ。

初日は久々のカンボジアに感動し
感傷的になって密かに泣いていた私だが
翌日からは救世主から容赦ないダメ出しの連続で
救世主がブチ切れた。

続いて私がブチ切れた。
私は土建屋の娘。
父の怒鳴り声と罵倒の中で生まれ育った。

だから私は、相手がブチ切れても、へっちゃら。
しかし気がつけば、友人のミキが横で涙ぐんでいた。。

・・・土建屋のノリはやめておこう、と思う。

ま、とにかく時間がない。忙しすぎる。
いや、忙しいと言ってしまうのは
仕事ができない人だ。

でもね、、本当にご飯食べる時間がないわけで。
そもそも救世主は1日に一食しか食べない。
そして、私たちは気づく。

ご飯を食べるということは
すごく時間とエネルギーを使うということ。

朝も昼も食べないと、
すごく仕事が進む。
少し飢えた方が内臓も休めて良いのかもと思いつつ
常にお腹が減っている私たち。

商品開発を今回担当してくれているミキは10年来の友人であり
大手広告代理店の戦略プランナーだった
バリキャリ女子。(といってもアラフィフね)

彼女と二人で、1日一食だから今食べないと
次はいつ食べられるかわからない。
アフリカにいる時も、カンボジアにいる時も
ご飯を前にすると、がっつく私たちに救世主は一言

「よく食べるね」

食わせてくれ。頼む。

救世主のダメ出しは、その後も続く。。。

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