温井和佳奈オフィシャルサイト

温井和佳奈

人脈に頼らずに、仕事をとる方法を試す(起業13)

一人新婚旅行から帰国した私は、
たくさんのおみやげ話をオタクにした。
オタクは、つぶらな瞳で一生懸命
私の話を聞いている。

「色目で仕事を取るのもやめるからね」
「うん」
オタクは屈託のない笑顔でうなずいた。
色目はオタクが言い出しっぺだからね。

何れにしても、人を通じて紹介してもらう仕事は、
紹介してもらった人に「借り」ができてしまう。
その人から食事や飲み会に誘われると断りにくい。

ということで!
自分でお客様開拓をするためにテレアポに挑戦。

早速、会社四季報を買ってきて
1ページ目から電話をかける。
2時間で100件の電話かけ目標。
証券会社時代の電話営業経験が役に立つ。

しかし初日は50件しかかけられなかった。
取り次いでもらえない数十秒のところが
多いので、効率よくかけたとは言えないかも。

その話をオタクにしてみた。
「まさか、電話切った後に、次に
電話するところを探したりしてない?」
と、意外と鋭いことを言う。

「そうだよ、切ってから次を探してるよ電話を
切った瞬間に次の電話番号押さなきゃ」

なるほど。コツは前の電話を切った瞬間に
間髪入れずに、次の会社の電話番号を押す。
「あー、ここもダメか」など
ウジウジ考えたりせず、黙々電話をする。

すると100件電話すると確実に
2〜8件のアポイントが取れる。
7企業と面談すると確実に
1〜2件の成約が取れた。

こうして、私は誰にも頼らず
新規の顧客を電話で開拓し始めた。

ちょっと難点はテレアポからとった仕事は
小さめだということ。
1ページ5千円の仕事。
10ページで5万円。
30ページで15万円。

それでも新たな手法を試して
うまくいくと、嬉しかった。

いつか1,000万円のプロジェクトを受注してみたいな。
段々と、私はそんな夢を持つようになった。

●わかな語録:常に新しいやり方を試そう。

◆ 最初から読みたい方はこちら:起業前1話:私たちバブル組
(面白いと思ってくださった方はメルマガ登録を


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA